事前調査や検査なしでアスベストは築年数で判断可能?

アスベストの使用において検査を行えば判断がつくけれども、事前調査を行うとなるとお金がかかるので築年数で判断できるのではないか、このように考える人も多いのではないでしょうか。アスベストの検査は解体工事や改修工事を行うとき、事前調査で行うものでこれは義務付けが行われている関係から築年数での判断はできません。現代の住宅はアスベストの使用が禁止されているので今後は検査および事前調査が不要になることもあるかと思われますが、現時点では使用禁止になる以前に建築された住宅などの建造物が中心になるため、使用有無の検査および事前調査は必須といえましょう。石綿は、高い耐火性および断熱性を持つことから多くの建築物に幅広く使用されていましたが、全ての建材に含まれているわけではありません。

また、2016年よりも後に建築されたものは100%含まれていない、逆に2016年よりも前の建造物には100%含まれているなどの断定ができるわけではないのですが、築年数および建物の材質により可能性の判断はある程度できます。ただし、建築物もしくは工作物の解体や改修工事を行うとき、石綿の使用有無について事前に調べることが義務になっているわけですから、築年数などである程度判断ができるといっても調査および検査をせずに済むわけではありませんし、使用の有無に関係なく報告することも義務になっているわけですから、準じた形で報告をしなければ法律に違反するなどからも必須であることが分かります。

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