アスベストの事前調査を行う前に知っておきたいレベル

アスベストは体内に入ると長期間肺の内部にとどまり、尖った繊維物質などからも肺内部に突き刺さるといった恐ろしい物質です。建物に使用されている可能性が非常に高いので、建造物の解体工事や改修工事などでは事前調査が行われて、使用されている場合はアスベストのレベルごとの対策が求められます。このレベルは発塵性を数値化したもので、レベル1は最もリスクが高い発塵性が非常に高いもの、2番目は発塵性が高いもの、そして3番目は比較的発塵性が低いものです。発塵性が非常に高い建材は吹き付け材で、事前調査を実施して定められている機関に書類の提出、解体や改修工事を行う前に飛散の封じ込め作業が求められます。

作業するときは保護マスクや保護メガネなどのう装着義務、徹底的な飛散防止措置を行う義務付けがあります。レベル2も発塵性が高いもので、保湿材や断熱材などが対象です。これらの建材の撤去と薬液による飛散の封じ込め作業が必要ですし、事前調査および保護具の装着が義務付けされています。レベル3は発塵性が比較的低いとされる、レベル1および2に該当しない石綿含有建材です。

事前調査は必須になりますが、書類の提出はレベル1や2ほど多くないことや手作業で撤去できるものが多いなどの特徴があります。ただ、発塵性が低いといってもアスベストがゼロになるわけではありませんので、事前調査でレベル3に該当する場合でも適切な措置は欠かすことはできないことを把握しておきましょう。アスベストの調査のことならこちら

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*