検査が必要になっているアスベスト

アスベストとは鉱物の一種で、日本語では石綿とも言います。過去に優秀な建材として使用されていた物質です。鉱物でありながら繊維の性質も持ち合わせていて、古代ローマや中国でもアスベストと思われる布の存在が確認されています。防火性に優れていて、貴重品として扱われていました。

建材としての使用は主に耐火性に優れる点が評価されていました。他にも遮音性や耐久性にも高い適性があったため、理想の素材として多くの建物に使用されてきました。現在ではアスベストを使用した新たな建築は禁止されています。それは粉末状になったものが人体へ害を与えることが判明したからです。

空気と一緒に吸い込んだものが肺の組織を傷つけ、肺がんなどのリスクを高めることが発表された時は大きなインパクトがありました。様々な建築業の会社で従業員が亡くなっていたことが報道され、この問題は大きな社会現象となりました。その影響は広範囲に及び、すぐにすべての建物を改築することは不可能でした。そこで国はアスベストの検査を義務付けました。

現在使用している建物に関してはそのまま使い続けることができますが、健康被害がないように対策が必須となりました。また、一般の家に関しても比較的安価に検査ができるように国が制度を設けたことで、容易に検査ができるようになりました。世界全体に大きな影響を及ぼしたアスベストですが、現在では使用が禁止されるところが多くなっています。アスベストの検査のことならこちら

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