アスベストの検査を実施しなければなりません

日本の耐震基準や消防法は非常に厳しいと言われています。それは日本が地震大国であると同時に、火に弱い木造建築が多いために、こうした法律が厳しく制定されているのです。特に高度成長期や昭和の初期に建設された家屋やマンションは、耐震補強されていないことも多く、基準に満たずすぐさま解体しなければいけないものも少なく有りません。マンションは築40年を経過すると、東海の危機もあり必ず解体し建て替えしなければなりません。

しかし昭和や高度成長期に建設された建造物には、有る素材が用いられています。それは石綿、つまりアスベストを吹き付けた建材が多用され、解体時にこのアスベストが浮遊してそれを沢山人が吸いこむ可能性が有るのです。アスベストは吸いこんでしまうと長い潜伏期間を経た後、ある日突然中皮腫や肺がんを発症します。その為解体やリフォームの前には必ずアスベスト検査を行わなければなりません。

労働環境安全衛生法や大気汚染防止法でアスベストの検査は義務化されており、それを破ると罰が課されるように成って居ます。検査は主に二種類あり、郵送調査や訪問調査から選択します。郵送調査は検体を少し採取して袋に入れて贈るだけで一、一週間もすれば報告書を得られるように成って居るのです。しかも費用は二万円程度で非常にリーズナブルです。

より精度の高い検査を希望するなら訪問調査がお勧めです。空中浮遊の濃度を調べたり、目視検査も受けられます。