アスベストの検査から実際の費用まで解説

アスベスト(石綿)は1950年代から使用されてきた建材で、飛散すると人体に影響があることから2006年に禁止されました。しかし多くの建物に使用されたため、建物の解体では作業員を守るために検査が実施されています。検査は二つのスクリーニングを通して判断されることが多いです。第一次スクリーニングでは設計図や工法といった書面をもとに判断され、第二次スクリーニングでは実地調査をもとに判断されます。

この二つの検査のあとアスベストの採取と分析が行われます。アスベストは大きく6種類に分けられ、この含有量が調べられ、調査結果は書面での提出となるでしょう。ここでアスベストが確認されれば解体作業の手順は変わってきます。以上が検査の大まかな流れとなりますが、費用はどれくらいかかるでしょうか。

会社によって相場は異なり、作業の細かい項目も変わります。事前調査は第一次スクリーニングで2万円前後、第二次スクリーニングの現地調査は2万円から5万円前後です。分析費用は石綿の含有量だけを調べる定性分析の場合で2万円~3万円。定性分析と定量分析をあわせた場合は5万円前後です。

慎重に行いたい場合はすべて合わせて10万円ぐらいはかかる計算になりますが、アスベストは非常に危険な素材ですから、作業員の健康を考えるならしっかりとした業者に任せるようにしてください。なお、業者によって作業のスピードや費用は変わってくるので事前の情報収集(口コミサイトなど)をしっかりして比較するようにすると安心です。

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